訃報

2026年4月27日、井上繁先生がご逝去されました。謹んでお悔やみ申し上げます。

故・井上繁先生は、早稲田大学をご卒業されたのちに日本経済新聞社に入社し、長らく記者として活躍されていらっしゃいました。その後、研究の世界に転じ、常磐大学で教鞭をとられながら、地域研究、とりわけまちづくりや地方自治についての研究で数多くの業績を残されました。また、2007年に出版された『世界まちづくり事典』(丸善)で、日本都市学会賞(奥井記念賞)も受賞されております。

本学会においては2011年度~2014年度にかけまして会長を務められたほか、長らく理事・研究活動委員、本学会選出の日本都市学会理事として学会活動に多大なる貢献を頂いて参りました。理事を引退された後も、学会大会には毎回出席頂き、学会での議論を牽引して頂いて参りました。昨年度の日本都市学会大会(2025年11月・佐賀市)、関東都市学会秋季大会(2025年12月・甲府市)にもお越しいただき、元気な姿を拝見していましたので、突然の訃報に大変驚いております。

個人的なことになりますが、私が関東都市学会に入会した2000年頃が、井上先生が研究の世界に本格的に関わられる時期でもありました。それもあり、学会入会時より研究と実践の両面において、多大なるご指導を頂いて参りました。井上先生が研究活動委員長を務められた際には、研究活動委員として大会シンポジウムや様々な研究の企画を一緒にさせて頂きました。また、当時の井上委員長のもとでの若手の都市研究者のネットワーク形成が、現在の関東都市学会の屋台骨となっているとも感じています。

まだまだお世話になりたいという気持ちが尽きないところですが、それが叶わないことが残念でなりません。井上先生、これまで本当にありがとうございました。

心よりご冥福をお祈りしたいと思います。

関東都市学会会長

土居洋平